ここから本文です。
エレベーターは、子どもからお年寄り、またお身体の不自由な方でも気軽に利用できる身近で便利な乗り物です。皆様により快適でより安心してご利用いただけるように、様々な工夫がなされています。
ユニバーサルデザイン
メーカー各社によって積極的なとり組みが行われています。ここで紹介する装置や仕様は、メーカーによって、また機種によって異なります。
待ち時間を短くする仕組み
オフィスビルや大型マンションなど、複数のエレベーターが隣接して設置されている場合、利用者が乗り場の呼びボタンを押すと最も近いフロアを運転中(最短時間で到着)のエレベーターが割り当てられます。
また場所や時間帯で利用方向が偏る場合には、利用者の多いフロアに自動的に回送(*)して待ち時間を短縮するような設定も可能です。
(*) たとえばビジネスビルの出勤時間帯に、1階の呼びボタンが押されなくても自動的に1階へ回送されるようにしておくと便利です。
低めに設置された、操作しやすい押しボタン
お子様や車いす使用者なども容易に操作できるように、最近のエレベーターの押しボタンは、比較的低めに設置されるようになりました。
また車いす使用者専用の押しボタンを設置しているエレベーターもあります。このボタンを操作した場合は、扉の開時間が延長されたり、戸閉ボタンを押すまで開放を維持するなどの工夫がされています。
操作性を高める、押しボタン形状の工夫
点字を併記したり行先階ボタンの数字を凸文字にしたり、目の不自由な方への配慮はもちろん、操作の結果を音で確認できるようにするなど、最新のエレベーターは、どなたでもボタン操作を行えるような工夫がされています。
手すりや鏡の設置
お年寄りや体の不自由な方が身体を支え易いように手すりを取り付けたり、車椅子使用者が後ろ向きに降りる時でも背後を確認できるように鏡を設置するなど、安心して利用できる工夫がされています。
事故防止
より快適でより安心してご利用いただけるように、メーカー各社によって積極的なとり組みが行われています。
※ここで紹介する装置や仕様は、メーカーによって、また機種によって異なります。
「開」と「閉」の誤操作を防ぐ押しボタン
最近のエレベーターでは「開」ボタンと「閉」ボタンの大きさや色を変えるなどして、戸閉ボタンと戸開ボタンの押し間違いを防止するようにしています。
防犯カメラの設置
1人で利用することの多いエレベーター内の犯罪を抑止・防止するために、ビルオーナーやマンション管理組合と防犯カメラの設置を推進しています。
ここからメニューです。